フランス、ブルゴーニュ地方にある、まるで絵はがきのような美しい景色をもつ村スミュール・アン・オーソワ。
雨の日に訪れて恋をしたこの村に、いつか天気の良い日にまた訪れたい…!
そう思い続けて、5年後、2022年10月に再訪することができました!
今度はこの村にゆっくり3泊して、隅から隅までじっくりと歩き回りました。
すると、前回は気づかなかった絶景スポットを見つけたり、時間帯によって変化する村の様々な表情を見ることができ、改めてとても魅力的な村だと感じました。
なので、前回見ることのできなかった景色も含めて再びこの村の魅力をご紹介したいと思います。
フランスの美しい村 スミュール・アン・オーソワ
ブルゴーニュ地方の美しい村
スミュール・アン・オーソワ(Semur-en-Auxois)があるのは、フランスのブルゴーニュ地方。(スミュール・アン・ノーソワと表記される場合もあります。)
ブルゴーニュ地方はパリから比較的近くアクセスしやすいのも魅力ですね。
なだらかな丘が続くエリア、そしてどことなく哀愁漂う街並み、、
ブルゴーニュ地方のちょっと渋めの雰囲気が私は大好きです。(伝わるかな)
さて、1番最初にこの村を訪れたときは雨でした。
それはそれでとても雰囲気があって、すっかり引き込まれてしまった私。
天気が良い日はどんなに美しいだろう…と、この村の他の表情も見たくなってしまいました。
再訪を夢見続けて、5年後。それが叶いました。
必見!村一番のビュースポット
スミュール・アン・オーソワには絵になる景色がたくさんあるのですが、私を虜にしたのはなんといってもこの景色。
村の中を流れるアルマンソン川。
そこにピナール橋という雰囲気たっぷりの古い橋が架かっています。
中世の趣が残る街並み、そして奥には11世紀に創設されたノートルダム教会が見えます。
まるで1枚の絵のような光景にすっかり心を奪われてしまいました。
そして今回は、念願の青空の下、この景色を見ることができました!
青空だとやっぱり印象変わるなぁ。。
今回はこの村にゆっくり3泊もしたので。3日間中2日は晴れました!
でもでも、それだけじゃなくて、宿泊して良かったなぁと思うのは、やっぱり朝や夕暮れの時間を堪能できること。
私がどんな小さな村にも宿泊して楽しみたいのはそのためです。
この場所も早朝が格別に良かった!!!
しん、と澄み切った朝の静寂の中、だんだん明るくなっていく空、凪いだ川面にくっきりと映り込む風景、ふいに教会の鐘が鳴り響きます。
日が暮れて、町に明かりが灯り始める時間、まだ真っ暗になる前の束の間もまた綺麗でした。
教会がライトアップされて良い雰囲気。
そして、この場所はピナール橋を挟んで反対側からの景色もまた絵になります。
これは朝の景色です。
この村のシンボルでもあるトンガリ屋根の塔が朝日に照らされて染まっていました。
14世紀の要塞が残るこの村にはトンガリ帽子をのせたような塔が4本あります。
それがとても絵になり、この村の魅力的な景観を作り出しています。
他にもあった…!新たに見つけた絶景スポット
今回はゆっくり3泊したので、村の中を隅から隅までくまなく歩き回りました。
(半日あれば十分楽しめるくらいの小さな村)
なので、前回は通っていない場所や知らなかった景色に出会うことができました。
その中で、村を一望できるビュースポットを2ヶ所ご紹介したいと思います。
まず1つ目は、少し離れた場所にある展望台。
トンガリ屋根の塔のある外壁を抜けて村から10~15分ほど坂道を歩いて行くとあります。
ここから村の遠景が眺められました。教会も、村のシンボルである4本の塔も。
でも、ここはやや離れすぎていて、写真に収めると小さくなってしまうし、手前に木々があって景色が少し遮られてしまうので、村の全景を見るならもう1つのスポットのほうがオススメです!
もう1つは高架にある廃線からの眺めです。
村の中を歩いていると、少し離れたところに大きな陸橋が見えました。
あの橋の上に上がれたら眺めがいいだろうなぁ…と思って行ってみることに!
近づいてみると、それは廃線でした。
入口や案内板があるわけじゃないし、入っていいのかよくわからなかったけど、線路の上を歩いてくる人がいたので思い切って入ってみました。
かなり高さがあって、線路の上を進むのはけっこうスリリング!
でも案の定、すごく良い眺め!!!
川も4本の塔も教会も、町全体が見渡せました。
線路に上って行ったり、線路の上を歩くのはちょっと注意が必要ですが、村の全景を眺めるにはオススメの絶景スポットです!
街歩き風景をご紹介
他にも絵になる風景がたくさんあるので、写真で少しご紹介したいと思います。
トンガリ屋根の塔がある外壁を抜けて橋を渡ったところからの景色もまたオススメです。
塔にヒビが入っている様子まで間近に見えて迫力があります。
バスで到着すると反対側から入るようになるのでこの景色は見えないけど、こちら側から入っていったらどんなに高揚感があるだろうなぁと想像されます。
それから、1番最初の小川沿いのビュースポットへと行く途中に階段があります。
ここを下っていくと川沿いに出るのですが、ここからの景色もまた好きでした。
素敵な眺めが待っている予感にわくわく♡
途中で塀に上るとこんな景色も見られます。
紹介しきれないくらい本当に絵になる場所で溢れています。
町の中心はこんな感じ。
可愛らしく趣のある建物が並びます。
広場に教会が立っていて、周りにはお店がいくつか並んでいます。
右の本屋さんでポストカードを、左のアーティストさんのお店で小さな絵を購入しました♪
前回訪れたときは冬で、その上雨だったので閑散としていたけど、今回は色んなお店が開いていて賑やかな姿を見られました。
高台にある小さな公園には夕日を眺めに訪れる人の姿がありました。
昼間に訪れると、高台からはこんな景色が見えます。
村の外れまで歩いてみると、そこにもまた絵になる場所が。
中世の趣が残る街並みと小川のある風景はおとぎ話の世界観そのもの…!
村の外れにもこんな可愛い建物がありました。どうやらレストランのようです。
思わず心ときめくような可愛い看板にも出会えます。
これはお肉屋さんの看板です。だから豚と牛…って可愛すぎません?
夜明けの空にシルエットが浮かび上がる看板も、また何の看板なんだろうと想像力を掻き立てられます。
オススメのレストラン
ホテルのお姉さんがめちゃくちゃ美味しいからってオススメしてくれたレストランがすっっごく良かったので、私もオススメしたいと思います!
お店の名前は”Aux Vieux Pavés”
私はディナーの時間に行ってみました。
教会のある広場にも近い場所にあって雰囲気の良いお店。
↑これがお店のテラス席です。
じゃがいも、にんじん、ネギなど、野菜がごろごろ入ったトマトスープ仕立ての魚のムニエルをいただきました。
とっっっても美味しかった!!!
ディナーなので€19だったけど(それでもけっこう安い)、メニューを見るとランチだと€15.9でサラダ、メイン、デザートが食べられるみたいなのでランチがお得だと思います♪
スミュール・アン・オーソワへの行き方
スミュール・アン・オーソワへはブルゴーニュ地方最大の街ディジョン(Dijon)からバスが出ています。
ブルゴーニュ地方を走っているmobigoというバス。緑の車体が目印です。
ディジョンとアヴァロン(Avallon)を結ぶ119番のバスがスミュール・アン・オーソワを通ります。
または、モンバール(Montbard)とスミュール・アン・オーソワを結ぶ151番のバスもあります。
「Semur Liberte」というバス停で降りると、町の入口のすぐ側です。
私はこのバスでディジョンからスミュール・アン・オーソワへ行き、その後スミュール・アン・オーソワからモンバールへ移動し次の目的地へ向かいました。
このバスの素晴らしいところは、どこまで乗っても一律€1.5と格安なこと!
本数は多くありませんが、この安さはかなり有難い!
まとめ
フランス、ブルゴーニュ地方の小さな美しい村スミュール・アン・オーソワ。
歴史を見守ってきた4本の塔、中世の趣が残る街並み、そこを流れる小川。絵はがきのように美しい景色は本当に魅力的。
個人的には、これまで私が訪れたフランスの村の中で1,2を争うくらい大好きな場所です。
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