秋のフランスへ行って見てみたいとずーっと思っていた景色がありました。
それは紅葉して黄色く輝くブドウ畑!
2022年の秋、念願叶ってその時期に予定を合わせることができ、秋のブドウ畑を訪れました。
訪れたのはワインで有名なブルゴーニュ地方。
どこまでも続くブドウ畑の中を散歩したり、ブドウ畑から日の出を眺めたり、心が震える景色にたくさん出会えました。
フランス、ブルゴーニュ地方でブドウ畑の紅葉を満喫するために、時期はいつがいいのか、そして、どこで景色が楽しめるかなどをご紹介したいと思います!
フランス、ブルゴーニュ地方でブドウ畑の紅葉を楽しめる時期
いつ行けば紅葉したブドウ畑が見られるのか。
日程を決めるのはとても悩みました。
ネットで検索したり、インスタグラムでブルゴーニュ地方のブドウ畑の写真を検索し、撮影日時や投稿日時を確認したりして、これなら行けるのではないかと決めた日程が、
2022年10月21~25日
そして、ばっちり一面黄色く染まったブドウ畑を見ることができました!
(もちろんその年の気候などによって多少変わると思うので、あくまでご参考までに。)
あとから知りましたが、この絶景が見られるのは1年のうちたった10日間だそうです!
それを知ったら、このとき見た景色が奇跡だったかのようにますます感慨深く思い出されます。
ブドウ畑の紅葉を楽しめる場所
一面黄色く染まった秋のブドウ畑が見たいと思ったときに思い浮かんだのが5年前に訪れたブルゴーニュ地方でした。
そのときは冬でしたが、バスで走り抜けたどこまでも延々と続くブドウ畑の光景が脳裏によみがえりました。
それが一面黄色に染まったらどんなに素晴らしい景色だろう…!
ブルゴーニュ地方といえば、ロマネ・コンティなど最高級ワインの産地として有名で、ブドウ畑の区画が世界文化遺産に登録されているほど。
ブドウ畑が連なる丘陵地は「黄金の丘(コート・ドール)」と呼ばれています。
かくして、以前はバスの車窓から見ただけだったワインの町ニュイ・サン・ジョルジュに行ってみることにしました。
そして、それが大正解!
到着直前、電車の車窓から黄色い絨毯が見えてきたとき、胸の高鳴りは最高潮に!!!
求めていた景色がそこにありました!
ニュイ・サン・ジョルジュを含め、私が訪れた町3ヶ所をご紹介します。
ニュイ・サン・ジョルジュ Nuits-Saint-Georges
拠点にしたのはニュイ・サン・ジョルジュ。ここに4泊しました。
ワイン街道には小さな村も多い中、ニュイ・サン・ジョルジュはそこそこの規模の町なので、電車でアクセスが可能、ホテルや大きなスーパーもあり、滞在場所としてとても良かったです。
それでいて、少し歩けばすぐにブドウ畑の景色が見られるのもポイントでした。
個性的なモザイク屋根の教会がニュイ・サン・ジョルジュのシンボルです。
ニュイ・サン・ジョルジュへのアクセスは、ブルゴーニュ地方最大の街ディジョンからTER(電車)で約20分。
駅から町の中心地までは約1kmの距離です。
ヴォーヌ・ロマネ Vosne-Romanee
2つ目はヴォーヌ・ロマネ。
ニュイ・サン・ジョルジュの隣の村で、私はニュイ・サン・ジョルジュから歩いて行きました。
ワインを飲まない私でも聞いたことがある最高級ワイン、ロマネ・コンティ。
そのロマネ・コンティの産地がヴォーヌ・ロマネです!
村自体はとても小さく、私が訪れたときはレストラン1軒すら見つけられないほど何もありませんでした。
でも、ブドウ畑の景色を見るならここが1番素晴らしかったかも!
この広大なブドウ畑の中で、ロマネ・コンティのワインを生み出せる畑はわずか1.8ヘクタール(単純計算で100m×180m)だというので驚きです。
ヴォーヌ・ロマネへのアクセスは、残念ながら電車やバスは通っていないので、ニュイ・サン・ジョルジュかその隣のヴージョから行くしかありません。
ニュイ・サン・ジョルジュから3.5km、ヴージョからは3kmの距離です。
けっこう遠くて歩くのは大変だなと思われるかもしれませんが、ニュイ・サン・ジョルジュからヴォーヌ・ロマネまでブドウ畑の中の散歩道を歩いて行くと、景色が素晴らし過ぎて全然苦じゃありませんでした。
実は、もともとヴォーヌ・ロマネまで行くつもりはなかったのですが、ブドウ畑の中を歩いていたらいつの間にか隣のヴォーヌ・ロマネに着いてしまっていたというのが正直なところです。
マップ上で3.3kmと表示されているルートがブドウ畑の中を通るルートです。
見渡す限り広がるブドウ畑の中を歩くのが最高に気持ちよかったので、ニュイ・サン・ジョルジュからヴォーヌ・ロマネまでのハイキングはぜひオススメしたいです!
ジュブレ・シャンベルタン Gevrey-Chambertin
3つ目はジュブレ・シャンベルタン。
ジュブレ・シャンベルタンは格付けの高いブドウ畑がブルゴーニュ地方で1番多い場所です。
ナポレオンも愛したワインだとか。
ワインの町らしさが市庁舎側面の壁に表れていました。ブドウの木が描かれています。
町の中心に可愛いモニュメント?がありました。
詳しいことはわからなかったけど、ワインの銘柄か何かを表しているのかなぁ?
個人的には、ブドウ畑の景色はニュイ・サンジョルジュやヴォーヌ・ロマネのほうが楽しめたかなと思います。
残念ながら、これといって眺めの良い場所は見つけられませんでした。
ジュブレ・シャンベルタンへのアクセスは、ニュイ・サンジョルジュからTER(電車)で2駅、10分です。
ディジョンとニュイ・サンジョルジュの間にあります。
ジュブレ・シャンベルタンの駅から町の中心地までは2.6kmと離れているのでご注意ください。
ブドウ畑の景色が楽しめるオススメ ビュースポット3選!
どこに行けば良い景色が見られるのかも気になるところだと思います。
ここでは、私が歩き回った中で特に眺めの良かったオススメのビュースポット3選をご紹介します!
1.ニュイ・サン・ジョルジュの教会が見える場所
ニュイ・サン・ジョルジュの教会とブドウ畑を一緒に撮影できるのがこの場所。
特徴あるこの教会とブドウ畑をどうしても一緒に写真に収めたくて、良い場所がないかと探し回りました。
途中、足元の悪い砂利道を上っていきますが、眺めはこの通り!
ここで日の出を待って、朝のブドウ畑の撮影もしました。
町の中心からそれほど離れていなくて行きやすいのもポイントです。
2.ニュイ・サン・ジョルジュ⇔ヴォーヌ・ロマネ ブドウ畑の中の散歩道
ニュイ・サン・ジョルジュとヴォーヌ・ロマネの間にブドウ畑の中を散歩できる道があります。
地元の人たちの散歩コースにもなっているようで、ジョギングしたり、サイクリングする人の姿を見かけました。
どこまでも見渡す限りのブドウ畑の中をハイキングするのは本当に最高の体験でした!
道中、眺めの良い場所がたくさんあります。
煙が立ち上っているのは剪定した枝を燃やしているところです。
枝を燃やした灰を肥料として撒くのだそう。
3.ヴォーヌ・ロマネの展望台
ブドウ畑の中からヴォーヌ・ロマネを見下ろす景色を楽しめるのがこの展望台です。
まさにブドウ畑に囲まれたヴォーヌ・ロマネの町並みという構図が撮影できます。
ちょっと急な坂道を上っていきますが、眺めは格別です!
木のテーブル、ベンチがあり、そこでピクニックを楽しんでいる人がいました。
何それ、最高すぎる!!!
私も食べるものを持ってくれば良かった~!と思ったのでした。
まとめ
秋のフランスを満喫できる、ブルゴーニュ地方のブドウ畑を巡る旅、いかがでしたか?
紅葉したブドウ畑が見られる時期や場所をご紹介しました。
ワインは飲めないけれどブドウ畑の景色が大好きな私の視点で、思い切り景色を満喫する内容で書いてみました!
ワイン好きな人も、そうでない人も、秋のフランス旅行はぜひブドウ畑を訪れてみてください。
ワイン好きな人はもちろんワイナリー巡りも併せて楽しめることでしょう♪
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