2023年12月、イタリアでクリスマスマーケット巡りの旅をしました。
クリスマスマーケットといえば、ドイツやチェコのプラハ、ハンガリーのブダペスト、オーストリアのウィーンなどは定番ですぐに思い浮かぶけど、、
イタリアのクリスマスマーケットって正直あんまりイメージないなぁ…
って、行くまでは思っていました。
でも、実際はすごくすごく素敵だった!
どこも街はキラキラでクリスマスムードに溢れていて、
そしてイタリア人にとってクリスマスがどれほど大切な日なのか、人々と触れ合う中で感じました。
主に小さな町や村のクリスマスを巡った中で、素敵だった場所をいくつかご紹介したいと思います!
イタリアの最も美しい村 ランゴ(ブレッジョ・スペリオーレ)
イタリア北部 トレンティーノ州の美しい村
ランゴ(Rango)があるのはイタリア北部のトレンティーノ州。
ブレッジョ・スペリオーレ(Bleggio Superiore)という村の中にある小さな集落です。
バスでぐんぐん山を上っていきたどり着いたのはニワトリや馬がいるとても静かで長閑な場所。
ランゴのクリスマスマーケット
ランゴのクリスマスマーケットが開かれるのは土日のみです!
別の記事でご紹介したカナーレ・ディ・テンノと同じ。
小さな村では週末だけの開催ということが多々あります。
私は土日にカナーレ・ディ・テンノに行ってしまったので、ここを訪れたのは残念ながら平日。
村はしんと静まり返っていました。
でもそのおかげで、ほとんど人がいなくて思う存分写真が撮れたのは良かったことです!
まず見てほしいのが村の入り口の広場にあるデコレーション。
素敵すぎて思わず息をのみました!
聳える山々に雰囲気抜群のランゴの古い建物、焚き火を囲む可愛い子どもたちや天使のようなアート、そして大きなクリスマスツリー!!!
それだけでは終わりません。もちろん村の中もたくさんのデコレーションが。
ここのデコレージョンは独特で可愛らしく、とても素敵でした。
例えば、魔女の人形や吊り下げられた箒。
気になって宿の人に聞いてみると、この辺りには魔女伝説があるそうです。
昔、馬で藁を運んでいると魔女が盗みにやって来たとかなんとか…
それから農耕具みたいなものもぶら下がっていたり、木を使ったものも多くありました。
(この村はぶら下がり系推し…?)
その土地の風土を感じられるデコレーションが温かみがあってすごく良いなと思いました。
薪を使ったアートもあったり、薪がツリー型になっているのも何気なく素敵。
ランゴの隣の集落 バルビド
ランゴの隣にあるバルビドにも行ってみました。
あまり見どころはないのですが、この大きな魔女の像がインパクト大です!
これも魔女伝説に関するものなんだろうなと思われます。
ランゴと同じように木彫りの像や農耕の様子が描かれた絵などが多くあって、古くは農耕をしてきた土地なんだろうなぁとうかがえました。
印象に残っているのが、ガードレールが木で出来ていたこと!
これは素敵だと思いました。
偶然遭遇!サンタ・ルチアのイベント
私が宿泊したのはランゴのすぐ近くのカヴラスト(Cavrasto)という集落。
偶然泊まった12月12日の夜、あるクリスマスイベントがあるよと宿の人が教えてくれて一緒に見に行きました。
それは、サンタ・ルチアという女性が子どもたちにプレゼントを配りに来るというもの。
一般的なクリスマスでいうサンタクロースのようなものです。
トレンティーノ州やその周辺の地域では、12月12日の夜にサンタ・ルチアが来て12月13日の朝に子どもたちがプレゼントに気づく、というのが慣わしだそう。
一般的なクリスマスでいう12月24日がここでの12月12日という感じ。
行ってみると、村の子どもたちが集まっていました。
しばらくすると歓声が上がり現れたのは、
ん、ロバ…?
サンタ・ルチアはトナカイではなくなぜかドンキーに乗ってやってくるという。(謎
そしてその後から、ブルーの衣装を身に着けたサンタ・ルチアが登場!
サンタ・ルチアはベールで顔を覆ってやって来ます。
なんでもサンタ・ルチアには目がないとか。
子どもたちはその顔を見てはいけないとされているそうです。
そしてプレゼントをもらった子どもたちは大喜び♪
私もせっかく来てくれた旅行者ということで、ちゃっかりプレゼントをもらっちゃいました!ありがとう、サンタ・ルチア!
中身はキャンディーやチョコ、ピーナッツ、シャボン玉のオモチャなど。。
また、イベントが行われた場所では、ホットワインやケーキ、お菓子が振舞われました。
トレンティーノ特有のパン菓子をいただいてみました♪
なんと表現したら良いかちょっと難しい…これまでに食べたことのない独特の食感でしたが美味しかったです。
連れてきてくれた宿の人が「これであなたもトレンティーノ人だよ」と言ってくれました。
残念ながら、このサンタ・ルチアのイベントは写真を撮っておらずこちらで紹介できないのですが、インスタグラムのストーリーズハイライトに動画を載せています。
良かったらぜひ「Rango」のストーリーズハイライトをご覧ください。
ランゴへの行き方
ランゴ(ブレッジョ・スペリオーレ)へはポンテ・アルケという町からバスが出ています。
ポンテ・アルケまでは、トレンティーノ州最大の街トレントからバスでアクセスできます。
ミラノからだと
ミラノ→ヴェローナ→トレント→ポンテ・アルケ
というアクセスになるかと思います。
まとめ
クリスマスデコレーションを目当てに訪れたイタリアの最も美しい村の1つ、ランゴ。
この土地の風土を感じられる独特のデコレーションがとても可愛く素敵でした。
クリスマスマーケットは土日のみの開催ですが、平日もデコレーションを見てゆっくり楽しめました♪
カナーレ・ディ・テンノと同じく、ぜひクリスマスの時期に訪れてほしいオススメの場所の1つです!
イタリアのクリスマス巡り
【イタリアのクリスマス巡り】イタリアの最も美しい村 カナーレ・ディ・テンノ Canale di Tenno
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